運命の解釈−『アルケミスト』

素晴らしい書評は以下↓
http://www.playnote.net/archives/000814.html


あなたは運命と聞いたとき、宗教的な響きに身構えてしまわないだろうか。
確かに「運命とは何か」といったテーマに迫る本書は、宗教的な匂いが充満している。
しかし、その匂いは己を見失ってしまうような洗脳的なものではない。
むしろ宗教的なものの中にある確からしい部分を取り出して見せてくれるような物語なのだ。


阿佐田哲也こと色川武大は『うらおもて人生録』の中で、勝負ごとについて実力やセオリーで解決できる以外の部分を「運」と呼んでいた。これは「人生」つまり「命」に拡大解釈すると「運命」という言葉にならないだろうか。(金八先生みたいだw)己と己以外との関係において、新しい解釈を与えてくれるかもしれない一冊です。是非。


関連記事:
絶対に読んで欲しい:
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20100325/1269470830


ちなみに世界で38ヵ国の言語に翻訳され、販売部数5000万部とのこと。スゴすぎるw

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)