善意に頼るシステム

水銀:都内4清掃工場で規制値超 3焼却炉が停止 ゴミ処理に深刻な影響 /東京

 ◇産廃物、不正持ち込みか
 都内4カ所の清掃工場で6月中旬以降、規制値を超える大量の水銀が検出され、現在も足立区と練馬区にある二つの工場の計三つの焼却炉が停止したままで、23区内のゴミ処理に深刻な影響が出ている。管理する「東京二十三区清掃一部事務組合」(千代田区)は、搬入業者が水銀を含む産業廃棄物を不正に持ち込んだ可能性があるとみて、刑事告発を検討している。【小泉大士】

 同組合によると、6月11日、足立清掃工場(足立区)の二つある焼却炉のうちの一つで排ガス中の水銀濃度が急上昇し、自己規制値(1立方メートルあたり0・05ミリグラム)を超えたため、炉を停止した。そのまま焼却すると有害な水銀が排ガスとして大気中に出てしまうため、操業できない。復旧には焼却機器の清掃や部品の取り換えが必要になる。

 復旧は9月上旬の見通しで、ゴミの一部を江東区など周辺工場に運んで処理している。

 ゴミは地下約12メートルの深さまで掘られた集積場に収まりきらなくなり、7月上旬からは、地上約8メートルまで積み上がった状態が続いている。有害物質を取り除くフィルターの交換や清掃などの修理に約2億8000万円かかるという。

 その後も、板橋清掃工場(板橋区)、光が丘清掃工場(練馬区、2炉)、千歳清掃工場(世田谷区)で相次いで水銀が検出され、焼却炉が操業できなくなった。一部は復旧したが足立、光が丘の両工場の計三つの焼却炉は停止したままだ。

 同組合の山田裕彦管理課長は「水銀の混入が原因で1カ月の間に四つもの工場で焼却炉を停止したのは前例がない」と指摘する。

 これらの工場では主に家庭ゴミを焼却処分しており、家庭ゴミに大量の水銀が混入したとは考えられないという。排ガス中の水銀を処理する装置の能力などから、一度に200グラム以上の水銀が持ち込まれたとみられる。搬入業者が水銀を含む廃棄物を混入させた疑いがある。200グラムの水銀量は医療用水銀血圧計なら4台、蛍光灯なら約2万2000本に相当するという。

 同組合は、搬入業者から聞き取り調査をするなどして、水銀が持ち込まれた経緯を調べている。

もう、ごみを集中的に分別する場所作っちゃっていいんじゃないか?そういうのないのかな??善意に頼っててもこんな微量でオオゴトになるんじゃ焼却炉の運営コストばかり膨らんで意味なさそう。ゴミ分別しなくてよくなるなら一般の人も生活は楽になるし、分別は正確になって適正な処理が期待できそうだし。

ゴミ出さない人なんてほとんどいないんだから、財源は税金でまかなっていいんじゃ??
もしくはは環境税とか??環境税は違うかwでも年末に意味なく、道路掘っくり返して埋めてを繰り返すよりよっぽど良さそうだが・・・。

環境税―税財政改革と持続可能な福祉社会

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