先鋭化する主義と『ファイトクラブ』
すげぇ納得した。↓
『村上春樹氏のいう正論原理主義っていうのは』
http://d.hatena.ne.jp/mescalito/20090314/p1
ちなみにエルサレム賞での村上春樹氏スピーチの原文と和訳。
原文:http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html
和訳:http://anond.hatelabo.jp/20090218005155
私には本当にこの議論を理解するための知識や教養が足りていないが、もう一歩メタ的な話、
友人たちとの間で議論をするときなど、正論が先鋭化していく感覚は非常に嫌な感覚として日々感じていました。
映画『ファイトクラブ』のブラピ扮するタイラーが、映画中でどんどん先鋭化していく様は、なんだか取り付く島もなくなってしまった人を思い出しながら見ていたのですが、村上春樹氏のいう正論原理主義のイメージにもぴったりだ。
主義・思想が個人を超えて複数人を1個体化するかのように振舞う時にこそ、本当にその主義・思想が試されている時なんでしょう。
>しかし、問題は、自分たちがコミットした正義が悪鬼となって暴れたときに、
>きちんと共犯関係をみとめていけるかどうか、そこなんじゃないかと私は思います。
ここまで腹を括れるようになるにはもう少し世間を知りたい今日この頃。
よかったら、一番上のリンク先を読んでから『ファイトクラブ』見て下さい。
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