なんだか気に入らないけど勉強になった‐『会社は誰のものか』

本のタイトルと同じタイトルのエントリがたくさん見つかりました。
読むと勉強になる素敵なエントリ↓
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/63380c5f29f71a3e2ecc917d5c224683
http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/110000001881


「会社は誰のものか」っていうか「もの」じゃない。構造です。
契約による義務と権利を持ち合っている「状態」のことなので、所有の概念を適用するものじゃないです。
詳しくはもっと賢いひとが書いてくれているエントリがあるのでどうぞ↓
http://www.yuichiro-itakura.com/essay/kiss/kiss48.html


無理やり答えるとしたら「法人」っていう人なんだからその会社さんその人のものでしょうか?なんてw

著者は最後に、「企業は最も志の高い人のものである」と言っているが、誰がそれを決めるのか。
理想のベクトルが皆で共有できるなら、表題の疑問なんてあるわけがないんです。


と、愚痴ばかりこぼしてしまいましたが、凄い勉強になる本です。サクっと読めるのに、多様な立場から紹介される具体例が多く、情報が濃く、バランスよく残る。
読んで、「会社って?」って事を捉え直して、自分のこれからの立ち回りを考えておこう。


会社は誰のものか (新潮新書)

会社は誰のものか (新潮新書)