きっとこの作品は歴史に残る−『この世界の片隅に』

素晴らしい書評は以下↓
すべての漫画好きよ、『この世界の片隅に』を読むべし。:
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20090507/p1
オールタイムベスト『この世界の片隅に』:
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-6b07.html
こうの史代この世界の片隅に』下巻:
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/konosekaino-katasumini2.html
誠実なる無回答 - 画評 - この世界の片隅に
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51265893.html


上記のとおり、4つも書評を紹介したが、驚くことに全て違う側面から紹介されているのだ。
そして全ての書評から傑作であるとのニュアンスが容易にわかる。それだけ密度の濃い素晴らしい作品であることが示されている。


私にはこの作品について他の方以上に語れる能力はないが、一読者として本当にオススメしたい。
本やマンガが素晴らしいと思うのはこういった作品が誰にでも手に取れるからだ。グーテンベルク以前の社会では、良い作品の広まり方もスピードも範囲もまったく制限だらけだったろう。1巻1000円もしないで手元にこの作品を置いておける幸せを感じずにはいられない。



きっとこの作品は歴史に残る。歴史にはならないことを描いた作品として。


歴史にならないこととは何か。


それは「普遍」そのもののことだ。


この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)