心と判断−『プルートゥ』

素晴らしい書評をふたつ↓
PLUTO
http://kawamurazemi.blog16.fc2.com/?tag=%BE%AE%B3%D8%B4%DB
大風呂敷はとりあえず置いておこうじゃないか。:
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/pluto-d784.html


人工知能ロボットと人の差を描くことで「心とは何か」に迫る作品になっている。
機械的な判断と価値観による判断はどこが違うのか。


以前話題になったトリアージwikipedia:トリアージ)の問題やサンデル教授の授業が思い起こされる。
ハーバード大マイケル・サンデル教授の政治哲学授業が超絶おもしろかった件:
http://d.hatena.ne.jp/happysmiletalk/20100408/p1
(中学生レベルの英語力しかない私にはこういったまとめをしてくれるブログは本当にありがたい。感謝。)


こういった問題にプログラムとしての心はどう反応していくのか。人の判断なら正しいのか。
シンプルな世界設定でテーマを掘り下げていく中にエンターテイメントとしての複雑な伏線の用意、多数の登場人物たちの人物造形も見事な傑作。


PLUTO (1) (ビッグコミックス)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

手塚治虫の方はコチラ↓

鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)

鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)

ちなみに【豪華版】の方は「原作の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を完全収録!!」とのこと↓

PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル

PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル