時間を取り戻せ―『贅沢の条件』『貧乏人の逆襲』『モモ』

『贅沢の条件』の素晴らしい書評↓
http://nobu1020.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-74ec.html
http://minami0713.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-919c.html

『貧乏人の逆襲』の素晴らしい書評↓
http://akihitok.typepad.jp/blog/2008/06/post-e512.html


『贅沢の条件』を読んでいると、贅沢には「時間」がおおきく関わっていることがわかる。ここで思い出したのが、『貧乏人の逆襲』。『貧乏人の逆襲』で著者松本氏が説くのは、勝手に生きるための方法について。この本を著者が書いた動機はたぶん『贅沢の条件』で著者山田氏がいう「贅沢」な時間がない事についての怒りからなんだと思います。消費の輪廻にからめとられて身動きの取れなくなる前に、自分にとっての贅沢な時間を生きるためにどうするべきか。畳を喰ったりしながら、そういう事を問題意識として感じていたのではないでしょうか。


そう考えると、ココ・シャネルと松本氏がつながってくる不思議。


ぶっ飛んだ行動の奥に「人の時を生きるな。己の時を取り戻せ!」というメッセージが見て取れました。



そういえば、こんな話をすると「モモ」を思い出しますね。もうウッスラとしか憶えてない。また読もうかな。

贅沢の条件 (岩波新書)

贅沢の条件 (岩波新書)

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

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