面白い話3

チャックという名の若い男が、農夫から100ドルで馬を買いました。

しかし翌日、農夫が馬を届けに現れると、

「すまんチャック、馬が死んでしまった」と言いました。

チャックは「じゃあ、支払った金を返してくれ」

すると農夫は「それは出来ない、もうあの金は使ってしまったんだ…」

チャックは、「よし、わかった。じゃぁその死んだ馬をとにかくくれ」

農夫は不思議に思って尋ねました。

「それはかまわないが、死んだ馬をどうするのかね?」

チャックは言いました。

「その馬をくじの賞品にするんだよ」

農夫は「死んだ馬は賞品にはできないだろう」と言いましたが、

チャックは「いやできるさ、誰にも馬が死んでるとは言わないでくれよ」と言いました。

1ヶ月経って、農夫はチャックと会ったときに尋ねました。

「あの死んだ馬はどうなったかね?」

チャックは答えました。

「もちろん賞品にして、くじを1枚2ドルで売り、全部で500枚売れて、純利益は898ドルにもなったよ」

農夫は「クレームは出なかったのかい?」と尋ねました。

チャックは、「当たった男からだけクレームがきたが、彼には2ドル返したさ」

その後チャックは成長し、政治家になりましたとさ……。