可能性が頭をよぎったらたらもう試合終了ですよ。‐『バガボンド』
興味深い記事『「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という言葉の意味。』:
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20091120/p1
イチローがプロ野球選手になりたいといいだしたとき、周囲は猛反対したという話が出てきたが、
プロ野球選手を目指すときに反対されるひとなんて沢山いるだろう。
記事は不可能だと思い込むことによる害について書かれている。確かにそうだ。できるもできないも全ては可能性である。
イチローになれるかもしれないし、ケガやなんやで結局死ぬまで不可能かもしれない。
大事なのは諦めちゃいけない事じゃない。全てに可能性を開ききって結局全て手付かずになるかもしれない。あきらめるとか、あきらめないとか、そういう判断が頭の中で出てきている時点で負けているんじゃないか?
イチローがやった事は、可能性を諦めなかったのではなく、「野球以外の全てを捨てた」という所だ。イチローの努力家ぶりは有名だが、他の可能性を斬り捨てて取り組んでいたからこその行動だろう。
昔の恩師はそれを言いたかったんだろうな。↓
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20090826/1251289996
『スラムダンク』と同じ著者、井上雄彦の『バガボンド』は、まさに「捨てる」物語だと勝手に思っている。
全てを捨てた人々の戦いの話だ。
本位田又八が滑稽に映るのは他の可能性を捨てられずに右往左往する人間だからだろう?
彼が嫌いではないんだけれども。。。。良し悪しの話ではないからね。。。
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