痴漢と広告
こんな記事が。↓
駅ホーム騒然!女性専用車両同乗取材:
http://www.sanspo.com/shakai/news/100810/sha1008101100011-n1.htm
本来は駅の混雑をなんとかするべき。「痴漢を撃退する会」を作るべきとの声もあるようだが、その活動が冤罪を作る可能性もあるため、根本的な解決はやはり混雑を解消するしかないだろう。
家計管理の本や節約術の本には必ずと言っていいほど「鉄道網の発達した都会で車はハイコスト。必要な時はレンタカーやタクシーを使えばいい」との記述があるが、痴漢冤罪などを考えると、電車は移動コストをリスクに代えただけとも取れそう。
想像だが、なぜ電車の移動コストが安いのかと言うと電車内の広告のせいなんじゃないかと思う。人がたくさん乗るから広告機能が増し、広告費が取れる。少し古いが、都議会の議事録によると、平成14年のJRの広告収入は約448億円、営団地下鉄が188億円。乗客一人当たりの広告収入が1874円、営団地下鉄が3338円。
都議会レポート(2003.10.20:平成14年度_公営企業会計決算特別委員会第1分科会(第3号):
http://www.yamashitataro.com/koketu200310a.html
広告費の収入があるから切符代は安くできる。よって相対的に移動手段として電車が選択され、混雑がデフォルト状態。ってことじゃないか??そう考えると鉄道会社は混雑に対してなんらかの手を打つ責任があると思える。
ムリヤリ女性専用車両にプラカード掲げて突入するより、もっと建設的な方法があるのではと感じた。
まだ未読だが、こんな本もあったので読んでみようかな。評価もいいみたいだし。
満員電車がなくなる日―鉄道イノベーションが日本を救う (角川SSC新書)
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